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パッケージ印刷の豆知識

1、箱の形状について>>
2、箱(紙)の材質について>>
3、印刷について>>
4、表面加工について>>
5、サンプル作成と色校正について>>
6、印刷品質と、色が異なる訳とは>>

箱の形状について

箱の形状にはいろいろな形状があります。お客様の用途・デザイン希望などご要望に合わせて、提案させていただきます。 

基本的形状は下記のようなものです。その中に入れる物等によって使い分けされます。

【形状名】 【形状】 【展開図】 【説明】
キャラメル箱 スリーブに上下差込のフタが付いた物で、一般的に言うところのキャラメル箱です。

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地獄底 底が抜けない様に手で底を組み立てる箱です。 手で組み立てますが、簡単に組み立てられます。

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ワンタッチ底 地獄底同様に底が抜けない形状ですが、底面を組み立てなくても箱を広げるだけで、自動的に組まれます。
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スリーブ 単純にフタの付いていない筒状の箱です。 商品に直接かぶせたり、箱とセットで使用される事が多いです。
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ピローケース ピロー(枕)の形状になります。 おしゃれな小物のパッケージ等に使われます。

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取っ手付地獄底 天面を組むと手で持てる形状になります。 底面は地獄底と同じ形状です。

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ダブルウォール 抜加工された平板のものからスジを手で折り曲げて組み立てる形式の箱です。主に身とかぶせフタに別れています。
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額縁ウォール 組立箱の種類として身とフタが一体化された箱で身の四方に額縁が付いています。

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N式折箱 折箱の中でも、低コストで作れる事と折る手間も少ない事がメリットです。

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ディスプレイ箱 店舗用の陳列什器になる化粧箱になります。(画像は一例です。商品に合わせた形状を御提案致します。)
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※ヘッダー付き、窓空きフィルム等、色々な加工・形状の箱が可能です。お気軽に御問い合わせください

紙の材質について

機能面・デザイン面を考えた紙選びが大切です。 お客様のご要望に合わせて、ご提案させていただきます。

片面白ボール紙(表面:白、裏面:ネズミ色)

表層・中層・裏層の三層から構成された最もポピュラーな紙器用ボール紙です。表層は、白色で印刷適正、製函適正等のバランスを考えて作られています。中層・裏層は主に雑誌古紙、新聞古紙をリサイクルされたものです。古紙配合率は90%以上です。
※表面:白、裏面:ネズミ色
紙の厚みの種類(※グラム数は、規格になります。()内は紙の実際の厚みになります。)

230g(約0.23mm厚) 270g(約0.33mm厚) 310g(約0.40mm厚) 350g(約0.45mm厚)
400g(約0.50mm厚) 450g(約0.55mm厚) 550g(約0.70mm厚) 600g(約0.75mm厚)

両面白ボール紙(両面:白色) カードB

片面白ボール紙の裏面を白くしたものです。古紙配合率は70~90%です。 ※表面:白色、裏面:白色
紙の厚みの種類(※グラム数は、規格になります。()内は紙の実際の厚みになります。)

230g(約0.23mm厚) 270g(約0.33mm厚) 310g(約0.40mm厚) 350g(約0.45mm厚)
400g(約0.50mm厚) 450g(約0.55mm厚) 550g(約0.70mm厚) 600g(約0.75mm厚)

両面白 高級カード紙(両面:白色) カードA

片面白ボール紙、両面白ボール紙より古紙配合率が低く、印刷再現性、発色の良いのが特長です。古紙配合率は70~75%です。
※表面:白色、裏面:白色
※グラム数は、規格になります。()内は紙の実際の厚みになります。

230g(約0.23mm厚) 270g(約0.33mm厚) 310g(約0.40mm厚) 350g(約0.45mm厚)
400g(約0.50mm厚) 450g(約0.55mm厚) 550g(約0.70mm厚) 600g(約0.75mm厚)

白ボール紙+片面ダンボール合紙

主に白ボール紙にオフセット印刷をかけて、片面のダンボールを貼り合わせて強度を持たせたものです。カラー写真やグラデーション、デザインを重視するものは、オフセット印刷で行うことが多いです。 ※上:片面ダンボール、下:白ボール紙

特殊紙系

金や銀の紙、和紙、ファンシーペーパーなどは、印刷では出せない風合いを楽しめます。
※御指定の色がある場合は、見積依頼時にご支持ください。

印刷について

印刷の色について

印刷の色につきましては、色々な色を選ぶ事ができます。
※金色やパール等の色の印刷ですと、多少割高になります。

印刷色数 説明
1色印刷 紙に1種類の色の印刷をかける事です。1種類の色でしたら、黒でも赤でも緑や黄色等好きな色を御指定頂けます。(お好きな色を御指定ください)
2色印刷 紙に2種類の色の印刷をかける事です。2種類の色でしたら、黒でも赤でも緑や黄色等好きな色を2色御指定頂けます。(お好きな色を御指定ください)
3色印刷 紙に1種類の色の印刷をかける事です。3種類の色でしたら、黒でも赤でも緑や黄色等好きな色を3色御指定頂けます。(お好きな色を御指定ください)
4色印刷 4色印刷ですと主にフルカラー4色印刷(いわゆるCMYKの4色)で通常の4色印刷と違い、写真等が入ったりする場合の4色印刷です。 (色は、写真を再現するC(青)・M(赤)・Y(黄色)・K(黒)にて構成されていますそれ以外の色は使用できません。)
※フルカラー4色印刷以外でも、特色4色印刷でも承っております。
5色印刷 特色5色印刷や、フルカラー4色+特色1色で5色印刷が可能です。
6色印刷 特色6色印刷や、フルカラー4色+特色2色で6色印刷が可能です。

特色について

特色はDICカラーチップでご指定ください。

特色指定は、DICカラーチップにてお願いしております。ご希望の色によっては納期のかかる場合もありますので、特色でのご指定はお早めにお知らせください。

表面加工について

表面処理にはさまざまな種類があります。印刷をより美しい仕上がりにしたり、輸送中の箱同士の摩擦による印刷面のキズや汚れなどを防止するなどの効果があります。
商品のイメージに合わせた表面加工を行うことは重要なプロセスとなります。

表面加工 コスト 特 長
OPニス 弱ツヤ有り Over Print二スの事で、表面に透明な油性溶剤を塗りツヤを与え、色落ちを防止します。キズ、汚れ防止機能は他の表面加工に劣ります
マットニス 弱ツヤ消し OPニスとほとんど同じですが、こちらはツヤ消し効果になります。
ビニール引き 弱ツヤ有り ツヤを与え汚れ防止になります。ツヤも、汚れ防止機能もOPニスよりも優れています。
マットビニール 強ツヤ消し マット二スよりもより深みのある落ち着いた高級感ある仕上がりになります。ただ、綺麗なツヤ消しになる分傷が目立ち易いというデメリットもあります。
プレスコート 強ツヤ有り 強い光沢を与え充分な高級感が得られます、印刷面も十分に保護できます。
ツヤフィルム貼り(PP) 強ツヤ有り
(キズに強い)
印刷面にプラスチックフィルムを張り合わせ、プレスコートより更に強い光沢が得られ、傷からも保護してくれます。高価な箱に使われますが、環境の面から、お勧めできる商品とそうでない商品とがあります。
マットフィルム貼り
(PP)
強ツヤ消し
(キズに強い)
フィルム張りとほぼ同様ですが、こちらはツヤ消し効果があり、マットビニールより更に落ち着きのある高級感のある仕上がりとなりますが、こちらのメリットは、マットビニールと違い、傷が目立ちにくい事です
箔押し --- 箔押しの魅力は何といっても、印刷や、他の表面加工では得られない凹凸感を出す事が出来る事です。箔押しの種類は、主に金や銀を使いますが、他にも種類がたくさんあります。特に金銀系の箔押しは、印刷では得られない光沢と高級感が得られます。
エンボス --- 基本的には箔押しと同じ加工方法なのですが、こちらは白を使わず型を押し付ける事で、凹凸をつける事が出来ます。派手さはありませんが、さりげなく高級感を与える事が出来ます。

サンプル作成 と 色校正について

①形状サンプル作成

弊社の、サンプルカッターを使用して、商品のサイズに合わせて見本サンプルを作成してお送り致します。 また、サンプル御確認後には、デザイン作成用のテンプレート図面もお送りいたします。( ※試作させて頂いたサンプルのサイズが会わなかった場合、微調整の再作成もさせて頂いております。)

②簡易色校正出力

色校正は、簡易色校正カラープルーフでご提供いたします。(使用機種:エプソンPX9500)
セッティングは、当社の印刷機に合わせてありますが、印刷方式・インキ・紙が本番の印刷とは違うため若干の誤差があります。
また、表面加工前までの色校正になりますので、表面加工によっては(フィルム貼り、マットフィルム貼り、マットビニールは特に大きく色が変わります。)色が変わります。
※色のシビアな印刷や、表面加工によっての色の変化を確認したい等、最終的な色をどうしても確認されたい場合は本機校正をお勧めいたします。(要別途料金)

サンプルと実製品

本番の印刷に近い仕上がりになりますが、より厳密な色合わせをご希望の方は、本機構成をオススメいたします。表面処理は、サンプル段階では加工できません。イメージを確認いただくために、表面処理サンプルをご用意しておりますので、お気軽にお申し付けください。特につや消し(マット)加工は、色が色が沈んで違った色のように見えますのでご注意ください。

サンプル 実製品

印刷品質について

色の精度と指定色について 色が異なるわけとは・・・

実際の印刷は、サンプルの色やDICのカラーチップを基準として印刷しますが、色は微妙に異なります。インキや紙質、印刷機等の条件が違うためですが、できるだけ近づくよう調整いたします。 御希望がある時は、お気軽に御相談ください。
サンプルと実際の印刷物の色を合わせたいという場合は、本機校正をおすすめいたします。
【色が異なるわけとは・・・】
インキの違い
サンプルのカラープリンターは、6色(C.M.Y.K.LM.LC)で出力していますが、実際の印刷はCMYKの4色で印刷するため、微妙は誤差が出てしまいます。

印刷紙の違い
DICのカラーチップは、薄いコート紙で印刷されていますが、紙器用のボール紙は、材質も違い、表面のコート処理も違うため、同じインキを使っても色が微妙に異なります。

色管理について

リピート品については、前回分の印刷見本を保管しておりますので、それに合わせて印刷
いたします。

▼過去の制作事例

お問い合わせは
TEL 0256-64-7773
FAX 0256-64-7735
メール info@pzs.jp

 

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